坊主に期待外れの説教を喰らったミッドナイトより翌朝。期待の旅路は閉じて、旅程の再編に苦慮し、自分自身の望みの確認にさらに痛く、それを限られた時間へ閉じこめるのに絶望して、瞑想に逃げた。でも、旅路を急ぐぼくこそが仮面で、ただ息する無能に興ず…
今年も淋しくすごす生まれ日。家族より祝われることを屈辱と、駅に逃げて電車を眺め飽きた日。お陰を期待しない巡礼に、意義を見失っても尚、それしかすることのない虚しさを引きずりながら、歩歩是道場を忘れて、歩みを進めつづけた日。 思い返すに、ろくな…
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