ひきこもりから、社会にあそぶ

常識を壊して、常識にあそぶ、常識を創る

ジーンズはいて、工場労働。趣ひとしお。

 ようやっと、働き始めることができた。残金千円を切ってようやっと。生活困窮への不安は、ホームレスを意図的に経験したがために薄く、ただ道がわからぬ故に、ここまで長引いた。決断は、撤退。リゾバで市場交換権、ポイントを貯め、出直すことに。何度目か、と落胆も落胆したが、そんな、こんな自分も赦す。忘れていたよ、俺を赦せるのは、俺一人しかいないのだった。大切な人でもいれば、免罪符でも発行してくれたかな?詮無い妄想だな。

 数週間洗ってない服を買い替え、この旅最後の小旅行の小金と、向こうへの移動費、雑費。とりあえず、これらだけは稼ぎ、東京を飛び立とう。

 また単純作業×8時間。わずかな恐れを、命の更なる輝きのために呑み込み、勤務。

 動揺、染和、約1月のお篭り明けには、少なく上出来。

 勤務後、流通センター、平和島を歩く。曇天よりわずかに覗く蒼。うつくしい、あぁ、こんなにも空はすてきだったっけ。酔いしれて、目が回る。ほんとに、うつくしい。これだけで、たったこれだけのことで、こんなにも救われるのか。希望も期待も超えた満足。おぼつかぬ足取りの帰路に、滔滔として広遠な心地。

 生きててよかった。

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