ひきこもりから、社会にあそぶ

常識を壊して、常識にあそぶ、常識を創る

給料のための10キロ〜前時代交通

 日光元湯温泉湯の湖畔前より、中禅寺湖まで10キロ、前払いされた給料をおろすためのATMを求めて歩く。

 寒い。日が陰るなか、はやる気持ちを選ばずに、腹を据えて北風を凌ぐ、価値を削ぐ。

 動物たちに会えるといいなぁ、願望を守護霊に伝えてみる。キツツキ、猿、ウリボーに出くわす。

f:id:KajikiZen:20231205212344j:image

 昨日もそうだった。湯の湖畔を歩きながらふと、動物に会いたいと願いたくなり願った。すると、会わせてやろうと返答。だけれども現れず、むりかぁ〜と諦めて、寮の手前で鹿に会う。会わせていただいた?

 昨日といい、今日といい、守護霊的なるものへの信憑性はグッと高まった。

 

 寒さは辛いが、高度成長以前の空調なき時代を味わえているような、貴重な体験はおもしろい。江戸の交通の基本、脚。脚を使って冷えた空の下を這う。良き哉、善哉、これぞ歴史。時代の風は去り失せたけれど、ものを拵え、心を合わせれば、そこに歴史は現れる。臆見かな、けれども最善、これ以上の方法は知らない。

 かつて炭焼きは、むしろ売りは、こうやって寒村より町に降り、銭を得ては薪を買い、簡単に殺すこの風雪をやり過ごしたのかな。良く売れれば、酒や餅、甘味をふところに、家族へふるまい団欒に興じたのかな。歩きながら馳せる江戸の寒村。凍える身体を温める燃料。

f:id:KajikiZen:20231205212259j:image
f:id:KajikiZen:20231205212601j:image
f:id:KajikiZen:20231205212320j:image
f:id:KajikiZen:20231205212252j:image
f:id:KajikiZen:20231205212609j:image
f:id:KajikiZen:20231205212330j:image
f:id:KajikiZen:20231205212323j:image
f:id:KajikiZen:20231205212255j:image
f:id:KajikiZen:20231205212354j:image
f:id:KajikiZen:20231205212310j:image
f:id:KajikiZen:20231205212337j:image
f:id:KajikiZen:20231205212306j:image
f:id:KajikiZen:20231205212341j:image
f:id:KajikiZen:20231205212351j:image
f:id:KajikiZen:20231205212358j:image
f:id:KajikiZen:20231205212605j:image
f:id:KajikiZen:20231205212557j:image
f:id:KajikiZen:20231205212313j:image
f:id:KajikiZen:20231205212334j:image
f:id:KajikiZen:20231205212316j:image
f:id:KajikiZen:20231205212402j:image

 

 給料はスーパーで茶に化けて、ほっこり。道路三法を礼拝しながら、バスにほっこり。良き旅路。

f:id:KajikiZen:20231205212402j:image
f:id:KajikiZen:20231205212303j:image
f:id:KajikiZen:20231205212348j:image
f:id:KajikiZen:20231205212327j:image
f:id:KajikiZen:20231205212409j:image

 そういえば、東京の近代美術館で騎龍観音の絵画を観ようとしたのだけれど、どうにも都合がつかなくて残念に思っていた今日この頃、竜頭の滝にて竜頭観音に出会えた。良き縁をもらった。まるで分身のように感じる、通過点としてあるべき姿に感じる、龍と観音の合同。