ひきこもりから、社会にあそぶ

常識を壊して、常識にあそぶ、常識を創る

 アイドルSをとうして知り得たものもの

彼女より美しいものを知り、彼女より洗練されたものを知り、彼女より尊いものを知り、世間に膾炙する美と尊厳の邪なるを知り、自己のうちにいつの間にかうち立てられた、美と尊厳の邪なるを知る。性を殺し、淋しさを殺し、自己の判断基準さえ殺してもなお、…

 はやくまわる車輪、身を崩す完全性への熱心

都市を舞台として展開される、人間の可能性をしるために、水上温泉郷、極楽よりいざ参らんと、勇んで程なく二週間が経つ。 とてつもない速度で、経験、知識を積み上げ、整理が追いつかない。 なのに、もっと、もっとと、はやく急かす。休息をと横になっても…

 出会い系にふるえて

愛し、恋し。永くつづく、このマジに、身をよせたくおもえども、身の振り方をわきまえず、ここに、出会い系に座す。 PC MAX、YYCその他妖しい即ヤリアプリ。陳列される女体。人工甘味料の如くに、安く輝く加工品。待ち構え、食い散らかすための、文句にみえ…

ホームレス、肉体労働に勤める

今の僕にできること。商品をA地点からB地点へ、この身でもって、運ぶこと。 今の僕が、社会へ、人々の生活に寄与できる唯一のこと。 無能力か、条件の不成立か、求められ、提供できることは、これだけ。 五体投地し、願う。この仕事、全力で打ちこみ、役に立…

場所の記憶、恐れ、怒り、寂しさ、からの性

東京初日にヌいた。ありえないはずだった。水上での勤務の2ヶ月半、片手で数えるほどしか、ヌかなかった。悶絶するほどの淫欲にも、静かに物事の利益を量り、断淫に賭けて、行為した。 であるのに、いつの間にやら、犯してた。魔は去り、行われたことを整理…

空に消えて、東京

予定が壊れ、疲れる。気がつかないように、注意深く隠していた堰が、決壊しただけか。チームラボ、予想外の人手。当日券完売。 目的を失って、余ったエネルギーが、あてもないのに、身体を動かすon豊洲。 芝生があって、魅入る。でくのぼう、てとてと。しゅ…

命の所有を諦める

眠り、覚め、行に凝る。 桜味のどら焼きを咀嚼していると、頭上より、声が降ってきた。ちがう、と。丁度、身体と心の縁を、遡及している最中であったため、見当がついた。 なるほど、身体も心も、僕のものではなく、まさしく随縁。宇宙開闢からの、生命誕生…

身心の基礎的研究に生きると

今日の労働に疲れ、久しぶりに自分の歩んできた道のりに、想いを馳せた。 自らの命を全うするために、心を鎮めて、身体と心に観ることができる理に、想いを傾けてきた。想いの強まりに応じ、新天地、蒼蒼と開かれて、己の至れる可能性に震えてきた、歩むこと…

或る修行者の淫蕩

深夜、ベットに心身を預け、こころ静かにゆるがす。昼夜の消耗が労われ、ようよう、ゆるゆる、うれしうれしと、こころひろがる。 反省(時間意識の端緒)への注意はほどかれて、こころの運動にのみ、そそがれる。そそがれて、そそがれて、そそがれて。 不意に…

遅刻によって、隷属を望む自分を知る

久しぶりの遅刻。最近は、夜、眠ることができない。なぜなんだろう。確かに、眠る前にブルーライトをしこたま浴びている。勤務時間は、ホテル内故に、日の出る時刻に、日光に浴びることができない。一般に膾炙した理由に、確かに心当たりはあるが、これまで…

気負け、瞬きの敗北

館林、石井東吾氏(ジークンドーマスター)に会う。門前払いをくらう。今は、体験入門はしていないそうだ。 優しい語調は、表。裏には強く、融通の効く氣が隠されていた。 気づいた瞬間、右前足第二指の足底屈筋、同じ足の足首、左後ろ足踵部へ重心移動、連鎖して同じ…

夏祭り、感応陽交

祭りへゆく。沼田の祇園祭。長岡花火大会へは、行けなかった。明日は仕事で、列車はどうしても日をまたぐ。残念至極、フェニックス。またいつか。 期待はしてない、唯の代償行為。下車して一変、荘厳な黄昏。なんというか、バルハラから迎えが来そうな予感。…

選択の難しさ〜消費行動の奥行き

ピザを食べて、後悔した。 何故にこんな選択をし、こんな情意に翻弄されているのか、かんがえる。 今朝、休日を返上して、労働に勤しんだ。楽しみに立てた計画を踏み倒して。楽しみ、は煩悩へと形を変えて、務めへとむけたい注意を、阻害する煩悩へと形をか…

単純労働者、仏教に遭う

食器を洗う、配膳を行う、床を擦る、シーツをひく、まくらを入れる、ごみを出す。 毎日8時間、行うこと。 引きこもりから社会へ遊ばんとしたとき、まず蹴つまずいたのが、単純労働だった。 あまりにもきつかった。嫌悪からくる吐き気で、死んだ方がマシと、…

一ノ倉沢、崇高に過ぎ、言語道断、絶筆妥当

この崇高さ、このために、ブログが書けなかった。 僕が文学に絶望したのち、ものを書きたい、と再度思わせてくれたのは、会津高原で住みこんでいた寮の、部屋の窓からみえる、冠雪する燧ヶ岳だった。 あまりに美しくて、美しくて、でも、それを表現できなく…

ほとほと間のあわぬ日

2日前、休日の朝寝。カーテンを開ければからりと快晴、予報外。朝の一服で覚悟を決める。よし、谷川岳登ろう、と。起床から5分のこと。バスの時刻を検索し、水上駅までの時刻を概算し、5分で準備、出立。自らの決断に、驚く。確かに、谷川岳登山は、夢に見て…

命の流転、愛兎の死によせて

今日、母からテンちゃんが死んだことを聞かされた。5日前に命を燃やし尽くしたらしい。 虚だ。なぜだろう? 彼女の終わりについて、命ある頃から既に、幾許も想いを馳せた。自身に対してのみならず、あらゆる大切な存在について、死と無常とを想ってきた。 …

技能実習生の笑顔の奥に、日本人派遣労働者の倦怠を尻目に

出勤し、先輩方と挨拶を交わす。仕事の詳細を確認するために、言葉を交わす。初めましての人に、自己紹介をする。 放たれる言葉に隠れた、表情、機嫌、欲求、姿勢に注意を払う。 この職場は派遣で回っている。日本人労働者は一様に疲れ、諦念している。何に…

貧困に想い寄せる休日

今朝は歯を磨かず、電気は点けたままに寝落ちした様だ。残念、悪い習慣だ。 今日は休日、金はないが元気はある。何をしようかと一服つきながら、想う。やはり、貧困と旅か。そのようにある現状と、そのようにありたい未来。これらを交互に行き来しようか。 …

初の中抜け勤務

今日何を成したいのか、三分間の黙想(小学校で習い覚えたもの)の後、出勤。 朝食の配膳の合間に、残飯のパン、無料サービスのコーヒー、アメニティの櫛をすくねる。無料のものだからと、未来への自分への配慮を忘れて、いや、無視して盗む。 午前の勤務後、…

水上温泉、勤務初日

カーテンを開けると、桃源郷。リゾートバイトの醍醐味に心震える。今日は快晴、陽の光に身を預ける。とても心地よい。川の音に心を傾ける。 はじめての勤務に際しての高揚と不安とを味わいつつ、歩をすすめ一分、フロントで先輩と合流。ペルソナへの移行は、…